恋愛工学におけるバイブル。
それは、藤沢数希さんの『僕は愛を証明しようと思う。』です。
有名ですよね。
恋愛というものをできるだけロジカルに捉えたもの、それが恋愛工学です。
『僕は愛を証明しようと思う。』はそんな恋愛工学を題材にしたストーリーです。
小説版が以前からあったのですが、漫画版も出版されたようです。
そこで実際に漫画版を読んでみました。(1巻だけですが…。)
今回は『僕は愛を証明しようと思う。』の感想を述べたいと思います。
このマンガ・・・。
マンガではあるものの、少しばかり実利を求める類のマンガじゃないですか?
つまり、
- このマンガを読んでモテるようになりたい。
- 上の上の女性と付き合いたい。
こういった下心から読むマンガじゃないですか?
なので、ここでは役立つかどうかという観点から書きます。(ちなみに、ストーリーは面白いです。好きです。)
結論から言います。
役立つか否かは疑問です。
どうしてか?
理由は幾つかあります。
- Twitterやnoteにも同様の良質な情報は転がっているから。
- 理論は実践を伴って初めて理解度が増すものであるが、実践できるためには知識よりもむしろハート・マインドの部分の変容が必要であるから。
だいたいこのような感じですかね。
1に関しては、自明ですね。
恋愛工学生なる方々が色々と情報を発信されています。
ですので、彼らをフォローすれば、恋愛工学の知識は得られます。
次に、2について。
『僕は愛を証明しようと思う。』では理論の説明がされています。
しかし、理論は実践を伴ってこそ意義のある理解度に到達します。
それである一方で、『僕は愛を証明しようと思う。』の中で描かれているストナンとかクラナンとかを実行するのは億劫じゃないですか?
「億劫」ってのは感情です。
ですので、簡単には変えることはできません。(正確には、感情を変えることはできるでしょう。でも、それは一時的な感情の変容でしかなく、行動変容に結びつくような心構えの変容はではないです。)
というわけで、理論よりも心構えの方が大事ってわけですね。
精神論ちっくですが、心構えの変容が大事=精神論=何もできないという思考怠惰になるのはだめですね。
心構えの変容が大事なら、どうすれば心構えを変容できるか?
Howの部分を考える必要があります。
そして、Howの部分を理解するには、実際に心構えを変容させた人が何故変容させられたのかというWhyの部分を捉えにいく必要があります。
だいぶ本題から話がずれましたね。
要は、マンガ読む→モテるなんてことはないよって話です。
とは言え、ストーリーなのでケーススタディとして学ぶことができるので理論的な部分(≒抽象部分)を学びつつも、実践的な部分(≒具体部分)も学ぶことができるという点では良いですね。
まあ、試し読みしてみて自分にとって得られるものがあると感じたら読めば良いですが、個人的には、Twitterやnoteやブログなどでどういうふうに恋愛に取り組んでいるかを捉えにいく方が良い気がしています。
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